こんだけ暑い日が続くと、皆さん毎日冷たいものを摂りすぎて、胃腸をこわしてる方がほんまに多いですなぁ。

なかには、胃腸をこわして、消化機能を悪くして、血液不足にまでなってきてますわ。

漢方の世界では、血虚というんやけど、西洋医学で言う貧血とは同じ意味ではありません。
貧血とは、血液中のヘモグロビン濃度(赤血球濃度)の値が低下した状況を指します。
やから、ヘモグロビンを増やすために鉄剤を使うんが一般的。しかしこれ飲んだら気分悪うなって食欲落ちる副作用があって、逆効果な結果になるときは困るわね。

漢方では、血虚の場合、土地(身体)を潤すもん=補血剤と、気(血を動かすエネルギー)
=補気剤、両方あいまって使うんが基本です。
四君子湯と四物湯を足した八珍湯が代表的です。これに桂皮と黄耆という熱薬足したんが十全大補湯。

 赤血球が減ったときは当帰、白血球が減ったときは人参を使います。
人参に鹿茸を足すのが韓国のやり方。鹿茸は当帰と同じ働きがあって、ヘモグロビンを増やします。当帰と比べたら、温める作用は上やね。鹿茸は疲労回復に効くんです。

昔、ソ連化学アカデミーが鹿茸の臨床試験やって、『パントクリン』という製剤作りよった。
鹿がぎょうさんいてたからやろうね。
大鵬薬品さんが注射にして売ってましたわ。
中国も、アルコール抽出エキス、『鹿茸の精』というもん売ってたのはもう、30年以上前の話かな‥‥
今は、その流れで、参茸大補丸(韓国)やら、鹿茸大補丸やら、鹿茸入った製品はいろいろありますわ。

鹿茸は値打ちあるもんやけど、脾胃の調子、気(エネルギー)の補いもお忘れなく。
まさに、『気は血を先導す』ですわ。

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