この頃は、子供でも大人でも、アレルギーやら、アトピーやら、夏でも冬でも、湿疹、皮膚炎で痒い痒いとゆうてるお人が多なってきましたなぁ‥‥
昔はそないに多くなかったのに、環境が変わり過ぎたのか、食べもんが変わったせいもあるやろねぇ‥‥

病院行っても、薬のんでも、何年も治らんし、ステロイドの塗り薬も、使い続けて目は白内障にもなるし、皮膚が赤黒うなってしもてる方なんかも、見かけると辛いですわ。漢方薬もっと使ってもろたらええのに‥‥

アトピー、アレルギー性皮膚炎、漢方薬では定番の処方があります。
夏場は消風散(外科正宗)が基本です。十味敗毒湯(華岡青洲)はジュクジュクにならない分泌物があって、熱があっても微熱程度のとき使います。毛孔が赤くなって汗ばみ、夏に悪くなるのは消風散。もっと分泌物があるときは、越婢加朮湯。

解毒症体質には十味敗毒湯と柴胡剤です。十味敗毒湯の生薬で防風、荊芥入ってるんは、皮膚呼吸が悪いゆうことですわ。

赤い顔と青い顔が複合してる場合、まぁ体型が華奢なお人が多いですが、十味敗毒湯と消風散の合剤で消風敗毒散、痒みがひどいときは苦荊散足します。消風散に石膏入ってるけど、熱の度合いによっては足りないので、石膏加味が必要です。
赤いと慢性やから黄解散加味。(赤でも暗色の赤で瘀血やね)

肺の熱(皮膚)から大腸の熱に移ってきてる場合、大黄加味。炎症の度合いによって、浮腫があると+ヨクイニンです。

夏場は消風散を増やす、冬場は十味敗毒湯を増やす。

または、身体に症状あるときは、十味敗毒湯または消風敗毒散、足すもんは、石膏、大黄、ヨクイニン。赤くてもピンクに近い赤やね。

顔に症状あるときは、清上防風湯。丸くてとんがった先が膿をもつニキビに。

荊防敗毒散は薬味が多いから効き目はマイルドです。早く効かすなら中に含まれる十味敗毒湯が実績あります。
食毒と便秘があれば、太っているとか関係なしで、+防風通聖散。

蕁麻疹には、十味敗毒湯を中心にして、+苦荊散、+石膏←ピンクの熱(肺経の熱)

赤い熱(大腸経の熱)は+連翹、+金銀花、+黄連、+黄柏。

石膏と麻黄は止汗するんですわ。大塚敬節がアトピーによう使ってました。
例)頭が汗くさいときは麻杏甘石湯
桂皮と麻黄は発汗。
アトピーに十味敗毒湯+麻黄使うときは、頭がぼーっとしてる人です。あくまで精神的な問題です。

年配者のアトピー性皮膚炎で、全身赤くなったり、頭も痒くなる、昼よりも夜のほうが痒くなる場合、新陳代謝(脾、胃)の衰えも考えんといかんのです。人参排毒散(太平恵民和剤局方)これは風邪薬やけど、これと四物湯を合方したり、苦荊散足したりするんです。

症例)86歳女性 2~3年くらい、痒みに悩んでて、病院にも通ってはったけど、一向に治らず、漢方薬相談にこられた。
人参排毒散(血圧高めで人参抜き)と温清飲など。その後、治頭瘡一方(清上防風湯も入ってる)も使ったかな‥‥3ヵ月くらいで綺麗に治ってしまいまして、医者に「治った治った」とゆうたもんやから、医者が「何飲んだか聞いてこいー!」て怒りましてね。
そんなもん、教える義務はあらしませんわ。こっちは保険使わんと真剣勝負で治してるんです。効果ださな、すぐつぶれますわ。

写真は萩の細い枝にとまったセミです。消風散には蝉退ゆうてセミの抜け殻が入ってます。